反復練習のバリエーション

最近レッスンで流行ってる練習のしかたをご紹介します。
流行ってるっていうのは、やってみたら効果があって評判も良かった(=生徒が楽しそうにやってる)ので私が流行らせてるってだけなんですけどね。


反復練習をする必要のあるときってありますね。

部分練習、って言い方もあります。曲のある部分を取り出して何回も練習してマスターすることです。


「はい、もう一回!」
「はい、もう一回!」
「はい、もう一回!」

って何回やったらいいんだよ~!涙

「完璧にできるまでです!はい、もう一回!」

って?辛いし退屈だし。

そんな時にぜひどうぞ。

その1

違う音域で弾く。つまりオクターブ高いところや、低いところ、色々な場所で弾きます。

子供向けには、椅子をとっぱらっちゃって、ピアノの前に立って、鍵盤のはしからはしまで全部のオクターブで順番に弾いていきます。高いほうから低いほうでも、反対に低いほうから高いほうへでも、お好きな方でどうぞ。私は生徒と二人ならんでピアノの前に立って、いっしょにやってます。

「じゃあ○○ちゃんここから、私ここからね!せーの!」
で弾いて、弾けたら、
「はい、じゃあもひとつ高いところでー、せーの!」
「おっけー!次いきまーす!せーの!」
とどんどん移動して、一番高い所までいったらすばやく反対の端に戻って追いかけっこのように。

3周したら15回~20回くらい弾いたことになるので結構な練習量です。

大人で一人で練習している場合もだまされたと思って、座ったままでよいのでいつもと違う音域でちょっと弾いてみて下さい。音の高さが変わるだけで気分もかわるし、違う音域だと体のバランスが違ってくるので弾き心地もちがい、それもまた練習になります。



その2

ちがう音の強さで弾く。

その部分を(やっとこさ)弾けるようになった(でもまだぎこちない)、やったー、次、行こう(いやいやもっと練習してよ)!

っていう時。あ、カッコの外は生徒の、カッコの中は私の気持ちです。一人で練習してる人の内面の葛藤とも言えるかも。

そんな時はまあ強くも弱くもない中くらいの音量で弾いてることが多いと思うのですが。
これをあえて大きな音と小さな音の両方で弾きます。

ほっ。2回の反復練習の回数をかせいだ?
いえ、それに留まりません。他の音量で弾くっていうだけで、(やっとこさ)弾いている(ぎりぎりの)バランスが崩れるので、けっこうむつかしかったりします。とくにピアノ(弱音)は無駄に力んでいると弾けないし、逆にあやふやなところが残っているとはっきりした大きな音で弾こうとすると、あれ、なんだっけ?ってことになったり。


以上、飽きずに楽しく反復練習(部分練習)する知恵、でした。









スポンサーサイト

音符カードに一工夫 

音符をなかなか覚えられない子供はいませんか?
音符カード使ってもなかなかおぼえられない?
音符カード面倒くさい?
音符カードきらい?

そういう子供たち向けに3枚組のカードを使ったら、とても効果が感じられたので紹介します。
「音符カードおうちでやってください」、って先生に言われたけどなかなか、ってお母さんお父さんもよかったら子供さんとやってみてくださいな。

音符カードって普通、それぞれの音符のカードが一枚ずつあって、裏には音の名前がド、とかレ、とか書いてある。
それをフラッシュカードのように見せながら、
「これは?」
「ド」
「あたり!これは?」
「レ」

ってやることが多いのではないでしょうか?
それでどんどん覚えたわ、っていう人はいいとして。

そうでない場合。
もしかしてこんな感じでは?

「これは?」
「えーっと・・・」
「ラでしょ!これはラ!ちゃんと覚えてね!じゃあこれは?」
「ソ、かな?」
「ちがうでしょ、よく見て!」
「じゃあシ?」
「ちがうわよ、これは高いド、前にもやったでしょ?」

ははは、ちがう?
このリアルな会話、なぜかというと、実は私、自分でやってみたんです。
さすがにト音記号やへ音記号の音符は苦労なくよめるので、「ハ音記号」という普段使わない音符カードを作ってやってみました。
どんな感じだったかというとですね、
こんな感じ。(以下自問自答です)

「これは?」
「えーっと・・・」
「ラでしょ!これはラ!ちゃんと覚えてね!じゃあこれは?」
「ソ、かな?」
「ちがうでしょ、よく見て!」
「じゃあシ?」
「ちがうわよ、これは高いド、前にもやったでしょ?」

まったくおんなじ!はい、上の7行、コピペしました。だってまったくその通りなんだもの。
いやあ、自分でやってみてほんとに(;´д`)トホホ、でした。
そして、生徒さんたち、やれっていってごめんね、と反省しました。
だって面白くないし、できないし、できないからもっと面白くないし。。。


それでもうちょっとなんとかならないかしら、と試行錯誤したのがこちら。

じゃーん!
3枚組み音符カード。楽しさ倍増、効果も倍増!

では準備から。

まず、それぞれの音符が3枚づつある音符カードを作ります。
お手製でカードを作って厚紙にコピーするか、無料ダウンロードできる音符カードを使って作るか、すでに市販のカードをお持ちならそれをコピーするか(ご自分で使うぶんならコピーしても大丈夫なはず)。
あ、市販のカードをえーい!と3セットまとめ買いするって手もありますね!
こんな感じです↓

音符カード3枚組

次に、遊び方ですが、とってもシンプル。床に音符の面を上にしてバラまいて、そこからお目当ての音符を見つけます。

「ドはどこだ!」
「あった!これ?」
「あたり!あと2枚あるよ、どこだ?」
「これとこれ!」
「じゃあ次は・・・ソ!」

っていうふうに。
これだけです。単純でしょ?

こんなんで楽しいの?効果違うの?って思われると思うんですが、楽しいんですよ。効果もずーっといいかんじ。


やってみるとわかってもらえるんじゃないかなと思うんですが、私が感じた「3枚ずつあることの利点」を3つ書いてみますね。


①つめ。
3枚の同じカードを見つけるので記憶に残りやすい。

つづけて3回くり返し同じ音符を探すので、同じ音符をつづけて3回見ることになります。
あやふやだったり、1枚目をまぐれで取れた、という場合も、さらにもう2枚を探さないといけないので、1枚で「はい、おしまい」、の場合よりずっとよく覚えられます。

➁つめ。
「見つけられた!」という成功体験をする回数が増えるので、楽しいし、モチベーションが上がる。

3枚あるので、もし子供が1枚めを見つけることが出来ない場合は、指導者(先生や親)が、
「あ、ここにある!」
と1枚取ってみせることができます。
そしてそれを見せながら
「これと同じのがあと2枚どこかにあるよ!どこだ?」
と残りのカードを見つけてもらいます。

各音符が1枚しかなければその1枚が見つからなければ、その音符については「出来なかった」で終わってしまいますし、ひいては「ひー、この音符、前もわからなかったやつかも?そうよ、きっとそうだわ!いやーん」などと苦手意識がでちゃったりします。(ほんとそうなんですよ、ワタシも体験済み~)

でも3枚あれば1枚めを見つけられなくても、残りのカードを見つけて取ることで、「出来た、この音符は見つけられた!」という気持ちで終わることができて、「見つけた!」といううれしさも2倍3倍と体験できる。

それにカードがたくさん取れるので単純にな~んか嬉しい、ってのもあります。^^いやほんと。


③つめ
指導者側(先生や親)が楽!!!(←これ大事)

1枚目が見つからないとき「あれぇ、ないね~。。。どこかしら~。。あら、これじゃない?」なんて多少の演技は必要ですが、それさえできれば、「できない」「わからない」という状況がありえないゲームなので、と~っても気が楽です。

子供もいちいち「わからない」って言わずにすむ。教えるほうも「え~わからない?前にやったのに!ほら、あれよあれ!」なんてやきもきしなくていい。
そもそも音符なんて慣れなので覚えてしまうまでは読めなくてあたりまえ。
本人も回りもストレスフリーで機嫌よくできるのはありがたい。

ね、素敵でしょ。いっしょにやる大人のストレスも激減なのです。


兄弟とか複数の生徒でやるのもよいです。実力の差があってもカードが3枚ずつあるせいか意外に大丈夫、初心者にも取るチャンスがあります。

ゲームの時にちょっと気をつけていることは

①カードの天地が反対になったり、横を向いていたりすると読みにくいので、読みやすい向きにならべる。

ことと、

➁「ト音記号のドからソまで」、「ト音記号のドからドまで」、「へ音記号のドからソまで」など、その時の進度にあわせて使うカードの範囲を選ぶ。

の2つです。

あ、あとカードの裏面は私は面倒だったので白いまま、ですが、面倒でなければ、音の名前をド、とかレ、とか書いておくのもいいと思います。そうすればいっしょにやる大人が音符に自信がない時も裏返せば確認できますね。


ということで、今回は音符カードを使って音符を覚える際の工夫を書いてみました。
よかったら試してみてください。











はじめましてとブログのタイトル

ブログはじめました。

ピアニストでピアノを教えています。自分で弾き、教えるなかで思うことをいろいろ自由に書いてみようと思います。
子供のころの自分、なやみ多き学生のころの自分に今ならこう言ってあげたいなあ、ということなども。
もしかしてだれかのヒントになればうれしいし、
もちろんならなくても。 ひとの感性はそれぞれなので。

ブログのタイトルについて。
まじめに考えてみたけど、どうしても「ピアノ大好き♡」とか「ピアニスト○○」とかそういうタイトルにできませんでした。
なんかこっぱずかしくってさ!

私があまのじゃくなんでしょうが、ピアノきらい!ってほうがよっぽどぴったりくる。 

まんざらでもない男の子に
「タカシくんなんてきらい!だっていじわるするし」
とかつい言っちゃう、あれです。 
そういうのあるある、って人もいるんじゃないかしら。

ということで、タカシくんなんて、いやちがった、ピアノなんてきらい!とときどき言いたくなる方、(そしてそうでない方ももちろん)歓迎です。


よろしくお願いいたします。    piakira拝


01 | 2017/02 | 03
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -
プロフィール

piakira

Author:piakira
ピアノを弾いたり教えたり。思ったこと、練習のアイデア、メモなど。

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
ようこそ!
最新コメント
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる