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おとなの譜読み問題

初心者のオトナの譜読み問題でよくあるのは、楽譜のシステムはわかっているけれど、それぞれの音符をぜんぶ個々にはおぼえてはいない、ということではないかな、と思います。

譜読みができる、というのには、

① どの音符をみてもその音が即座にわかる。
そして、
➁ ひとつひとつの音符を全部いちいち見なくても、ひとかたまりの音符がなんの音かがぱっと一瞬でわかる。

という2つの要素があります。


字を読める人ならば、ひらがなをみれば即座にその発音が浮かびます。そのように音符をみればその音符が何の音か(ドかレかミかetc.)反射的に頭に浮かぶ、という状態、これが①ですね。

それに対して②は、例えば「ほうれんそう」という単語を読むのに、字を習いはじめたばかりの子供は
「ほ、う、れ、ん、そ、う」
と一字一字読みますが、慣れればぱっと見で、
「ああ、野菜のほうれんそうね」
とわかる、ということですね。


以前に書いた「音符カードで音を覚える」(こちら→音符カードその後)というのは①の能力をつけているわけです。
子供の頃にこれをマスターしてしまうと確かにとても便利。

が、それはまだなの、という人もぜひ使って欲しいやり方があります。
それが➁のまとめて読むやり方、つまり一つの音符からまわりを予想するってこと。

楽譜のシステムを理解しているからこそできるやり方なので、子供より大人向けなんですよ。


例えば、
・ある音から順次進行して上昇、または下降している場合。 そのグループのなかのどれか1つの音がわかれば他は予想できます。 
例:ドレミファソ、ソファミレド etc.

・ある音からちがう音に移ってまた元の高さに戻った場合。
例:ドミド、ソファソミソ etc.

・楽譜である線上の音符と、そのすぐ上かすぐ下の線上の音符。 
これは鍵盤ではひとつおきの関係にあるので一方の音符がわかれば他方は音名さえわからなくても弾くことができます。
例:ミとソ

・もちろん間の音符(線と線の間にはさまれた位置の音符)同士でも同様です。
例:ファとラ



音符のならんでいる中から、こういうパターンををみつけることは譜読みの強力なテクニックです。
音符を全部覚えている人も、実際はパターンも上手に使って読んでいます。
そういえば文字を読むときも同じじゃないでしょうか。

楽譜のシステムを理解しているからこそできる、このやり方、どんどん音符を読んでいくうちに、確実にわかる個々の音符も増えていきます。

コツは少々間違っても気にせず、へんな音がしたら確認するくらいのつもりでたくさん見ること。

間違ったときに気づきやすいように、わかりやすいメロディーや、きれいな曲、自分が楽しめる曲でやりましょう!
知ってる曲だけど楽譜は初めて見る曲→知らない曲の順にやると難度がUP。

「あなたも3日で楽譜が読める」なんて言えないけれど(ごめんね)、勘は確実に育っていきます。





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tag : 譜読み パターン 大人

練習のヒント

春らしくなってきましたね。
このあいだ川辺に言ったら、地面が小さな植物でいっぱいでびっくりしました。
よもぎ、からすのえんどう、はこべ、そのほか名前なんだっけ?でも知ってるよ君!という草のミニミニ植物園みたいになっていました。



さて「練習のヒント」です。

ちょっとしたコツみたいなもの、問題解決に役立つ考えかた、効くよ!っていう練習方法など、今まで自分でつかって良かったよ、生徒さんとやって効果あったよ、というのだけ、ぼちぼち書いていってみたいと思います。

ピンっときたらお試しを!。




第一弾は
「付点練習」

げーっ!って声が聞こえてきたような。。。

やっぱりやめた!(笑)今日は曇りでて肌寒いし、なんか付点練習って気分じゃないですね。
そんな今日は


「だるいな~、かったるいな~、と思った時の練習方法」

を。
今日はだるい、しんどい、または、時間がない、っていうとき、それでも少し練習しよう、という殊勝な人のための練習の提案。



今やっている曲を一回だけ通して弾く。



テンポはのんびり。
もしまだ新しくて一通り通して弾くのも大変、という曲なら、1ページだけ、とか適当な範囲を選んで通します。
まだできてなくて止まり止まりでもOK。

ひとつだけ注意することは。ここ大切。
「ヘタでも動じないこと」

練習なんですからヘタOK。
かったるいのに、時間がないのにやってるんです。えらいんです。
いらん突っ込みはやめましょう。
ジャッジなしで。
ヘタな所、直さない。あわてて弾きなおさない。そのままそーっとしとく。

そこで今日の練習はやめにする。
この中途はんぱ感なんともいえないでしょう?
このぐだぐだな未完了の感じをそのままあじわってみてください。



達成感はゼロで大丈夫。

だってね、
「よし!今日はがんばったぞ!これもあれもできるようになった!」
という達成感、気持ちいいですけど、疲れてダメダメな時に無理するとそのあと3日くらい練習したくなくなる、ってことないですか?

なのでこういうときは、

「一回通す。辛口批評はなし。」




やってみると、最低限の練習をすることで「もとより下手にならない、曲を忘れない」のはもちろんですが、それだけでなく、すこし長いめな目でみると案外と上達します。いやほんと。


なぜ意外な上達をするのかっていうことですけど。
人間は途中でやめたことのほうを最後までやったことより、良く覚えているそうです。
そして中途はんぱで気になっている、ということで、ひょっといいアイデアがうかんだり、また浮かばなくても、頭の中で継続事案としてあつかわれ続けるそうです。
そうやって「とりあえず頭のなかに持っておく」、ということが進歩につながっているんじゃないかな、と思います。










忘れることが覚えること。

最近読んだ本で記憶についてとてもなぐさめられることが書いてありました。
「なぐさめられる」ってちょっとへんですね。
でもそうなんです。

ざっくり言うと「覚えるためには忘れるのが役に立つ」

暗譜したはずの曲を忘れちゃったり、初めから弾くと覚えていても、曲の途中からだとわからなくなったり、両手でやって大丈夫だったのに片手にするとわからなくなったり、そういうことってありませんか。
そういう時、がっくり....しませんか?
あーーーーできたはずなのにぃぃぃぃぃ。。。忘れちゃったよおおおおお。。。。また覚えなおしかよぉぉぉぉぉ!
って。

そういう時は「記憶がまだ不確かだったんだわ、だからここで記憶を強化するいい機会だと思ってがんばろう(涙)。全部忘れたってわけじゃないんだし。」
と思うようにしていたし、生徒さんにもそんなふうに言っていました。

ところが。
これが本当にそうらしい、ってこと、そしてさらにもっと嬉しいことが書いてあったのですよ。
こちらの本です。

脳が認める勉強法」ベネディクト・キャリー著 ダイヤモンド社


この本の著者は高校生くらいまでガリ勉だったのにあまり成績がふるわず、大学生になって気楽に勉強するようになったらかえって勉強の効果が上がるようになった、という経験の持ち主だそうです。
この本はそんな彼があつめた、学習についての色々な実験や、研究結果がまとめられているのです。

「覚えるために忘れる理論」という名前で紹介されていますが、簡単にまとめてみます。


☆ 記憶というのは2つの側面があって、ひとつは何かを「覚えること(記憶を保存すること)」、もうひとつはそれを「検索して引き出すこと」。

☆ ただ「覚える(保存する)」だけでなく、その情報を何回も「検索して引き出す」ことによって記憶が強化される。しかも、

☆ 「記憶の検索が困難になるほど、その後の検索と保存の力が高くなる」(58ページ)

一番のなぐさめられポイント。ここ↑ この3つめです。

これはつまり「忘れちゃった」のなかでも
「えっとなんだっけ、あそうそう、わかった!」
ってレベルの「忘れた」より
「覚えたはずなのに忘れちゃったよ~ぎゃ~!全然思い出せない!!!」
っていう時のほうが
「その後の検索と保存の力が高くなる」、
つまり
「しっかり覚えられて、次に楽に思い出せる」、ってことじゃあありませんか、
おくさん、これすごくないですか?

ということはですよ、
「あ、忘れちゃった、あ、そうそう!」
じゃなくて、

「ぎゃ~まるで思い出せない、覚えたはずなんです~涙」
っていう時、人にこそ

「じゃじゃじゃ~ん、おめでとうございます。
記憶強化ポイント増量プレゼントご当選です!
プレゼントのお申込みはこちらの検索バーからどうぞ!」

ってことじゃないでしょうか。
まあその思い出しにくい記憶(「意識的に記憶したことはすべて永遠に脳内にある」そうですよ、びっくりですね)をなんとか思い出すわけですから、プレゼントの受け取りには多少の手間がかかりますけどね。

でも「こんなに忘れるなんてどうかしてるんじゃないの自分、ほんとにいったいこれでちゃんと覚えられるときがいつか来るんだろうかダーーーー」
っていう思考は不要ってこと。

「ぎゃー、忘れた!」って時は
「しめしめ、増量プレゼント中だわ」
と思ってプレゼント受け取り手続き(思い出そうと努力する)をすればいいってことですね。



ちなみに何かを覚える時にも、「覚える」作業ばかりではなく、「ある程度覚えたら思い出す」というやり方がよいそうです。
つまり暗譜なら「覚える意をもちながら楽譜をみて弾く」、ことをしたら「楽譜を見ずに思い出しながら弾く」、ということでしょうか。

そしてその両方をどのくらいの割合でやった時が一番効率的に記憶できたか、の実験結果ほか、いろいろ興味深いことが書いてあり、読み応えたっぷりの本です。 
ご興味があればぜひおすすめです。





ばかばかしい練習のすすめ

ピアノ奏法の本などに時々、「創造的な練習をしましょう」、なんて書いてあることがあります。

「なるほどゲイジュツである音楽は練習の時点ですでに創造的であるべきなわけなのね、うんうん」
と納得だ?

いやでも実際なんの練習すれば創造的なわけ?と考えると正直わかりません。

まあ練習していて、なにか問題を発見して、それを解決するべく工夫してたら、結果とても創造的な練習になった、ってこともあると思うんです。それはとってもすばらしい。

でも日々練習していて、マンネリになったり、伸び悩みしたり、どこをどうしたらいいかまったく見当がつかなかったり、ってこともあるでしょう?




そういう時のクリエイティブな練習。
(そういえばこの場合「創造的」って日本語より「クリエイティブ」って言葉のほうが気楽にかんがえられそうな気がします。ちょっとしたアイデア、とかへんな発想、とかも仲間にいれてもらえそうで。)

私はそういう時、ブレインストーミング、というのをやります。
これはアイデアを、どんなものでもよいから素早くたくさん出す、というもの。

ばかばかしい、けっこう!実現不可能、大歓迎!こんなのいくらなんでも。。。いえ、ありです、アリアリ。
という感じでなーんでもいい、関西人ならぜひ受けねらいのとかもいれてみちゃって下さい。鼻に割りばしつっこんで弾く、とかね?

もともとは会議など、たくさんの人でするものらしいので、だれかと一緒にやるのもいいでしょうが、一人でも大丈夫。
レッスンでつかう時は先生のほうから先に、どんどん変なアイデアだしましょう。

そしてとにかく大急ぎでたくさん書き出す。
キマジメな理性がはたらきそうになるのをスピードで制してください。
10コか、できれば20コくらい。制限時間をきめてやるといいかもしれない。5分とか10分とか。


そうすると、最初のいくつかは、「片手づつ練習する」、とか「ゆっくり練習する」、とか「部分練習する」、などの大変まじめな(つまりもうあきあきしちゃってる)練習法になるかもしれません。

でも10コも20コもまじめなの、思いつかないでしょう?
ぶっとんだの、つまんないの、くだらないの、遠慮せずいろいろ出して出して。

はずかしい人はこっそりやって、あとでその紙すてちゃえばいいんですからね。




そしてそこからいくつかやってみる。
え、できない?

ええ、そうですね。実現不可能のもありますからね。
「バンジージャンプしながら弾く」、とか?

さすがにバンジージャンプしながらピアノは弾けないですよね。ピアノも一緒に落としてもらわないといけないから、予算的にちょっと。。。

そしたら、そのアイデアをちょっとでも生かす何かをやってみる。というのはいかがでしょう。
「バンジージャンプの気持ちで弾く」
とか、バンジーはむりでも
「ジャンプしながら弾いてみる」
とか?


ばかばかしい!って思いますか?
たしかに「ばかばかしい練習法のすすめ」なので、ばかばかしいのですが、やってみたら面白いんですよ。

10コか20コ出したアイデアのうち、1つでも「あ、これは面白いな」とか「やってみたら何かに気付いた」ってことにつながればいいじゃないですか。

やってみないとはじまらない。







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音符カードその後

前に書いた音符カードで音符を覚える時の工夫、続きです。

3枚組の音符カードを作って大人の生徒さんにお見せしたら、その方がたまたまカードゲーム大好き、って方でした。

その方から
「4枚づつあればババ抜きも神経衰弱も7ならべもできるんじゃないかしら?」
ってアドバイスいただきました。

それで作ったのが、4枚組バージョン。ジョーカーも作ってみましたよ。

4.jpg


これを使ってやっているのが神経衰弱。
その時々で覚えたい、または覚えてるんだけど強化したい音符を5つか6つくらい選んで、神経衰弱ゲーム。

カードの裏に音の名前が書いてある市販のカードではゲームにならないので、ここは画用紙にコピーして作りましょう。

ルールは普通で大丈夫。子供たちって驚くほど記憶力が良いので、音符を覚えてる途中でも、このゲームになると強い強い。
いっしょにやる教師(私)が、どんくさく見当違いのカードばかりめくるのも、カードを何回も見せることになるから、音符を覚えてもらうのに貢献してるってこと。なかなかいいじゃあないですか、ふふふふ。

ひとつだけプラスするルールは「カードをめくった時に音の名前をいう」こと。
はじめのうちは少し助け舟が必要ですが、そのうちすぐ言えるようになります。

そして1ゲームか2ゲームしたら、フラッシュカードのように使って、どのくらい覚えたか確認。
5,6分でできるので、新しい音域がでてきて読むのにちょっと苦労しているような時、ちょこっとやったりしています。


4枚にするアイデアを出してくださった生徒さんはご主人とお孫さん達と7ならべをしているそうです。

私はこれで一人神経衰弱をして、なんと!念願のハ音記号が読めるようになりました。ただただフラッシュカードでやる、ってのよりず~~~~~っといいです。なんというか間が持つっていうのかしら。気楽にやってるうちに覚えられました。

英単語をこれで覚えるってのは向かないかもしれないけど、なにか他に暗記することに応用できるかも?
おもしろい使い方を思いついた方はおしえてください。











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ピアノを弾いたり教えたり。思ったこと、練習のアイデア、メモなど。

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