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分けること

練習のヒント、何回目かな。

今日は「分ける」について。

仕事術の本なんかによく、大きなミッションを、分けて達成するっての、ありますね。今月すること、今週すること、今日すること、などと分けていって、小さい一歩一歩をやっていくことで達成しますよっていうような。
(ビジネス書、けっこう好きなんです)

ピアノも分けると出来ること、多いです。
それとも「出来る小ささまで分けてしまうと、出来る」って言うべきですか。
(ピアノって音1個まで分けちゃえば誰でも弾ける楽器ですもんね。)



分け方ですが例えば、

・右手と左手に分ける。

・形式、構造に従って分ける。
(三部形式ならABAのA部分、B部分に分ける、フレーズごとに分ける、もっと小さいモチーフに分ける、等)

・声部ごとに分ける。

・ポジションごとに分ける。

・和声ごとに分ける。

等々。

例えば三声のシンフォニアだったら、
ソプラノ、中声部、バス、と3つに分けて練習することもできるし、
右手が担当する音と、左手が担当する音を分けて弾いてみることもできます。

3つに分けて各声部がどんなメロディーになっているのか確認したり、それぞれのメロディーを生き生きと弾く練習に。
左右の手で分けるて、各々の手がどんな動きをしているか確認したり、動きをスムーズにする練習に。

ツェルニーの練習曲等によくあるような、片手が忙しくて(16分音符だらけとか)、もう一方が暇(伴奏の和音がまばらにあるだけ、とか)な曲で、暇な方の手だけ練習、というのもなかなか良いです。

忙しい手のほうはいっぱい練習したけど、実は暇な方の手が足を引っ張ってて、暇な方の手だけ練習することで忙しい方の手がものすごく弾きやすくなる、ってこと多いです。


シューマンなんかによく出てきますが、多声で重なっている所は、
「難し~、ややこし~」
と言いながら全部いっぺんに練習するより、一旦バラバラにしてからくっつけると上手くいくことが多い。

その時、例えば右手が二重になっているのだったら、上の声部を右手で、下の声部を左手で何度か一緒に弾いてみると良いです。
すごく上手に弾けるから。
(え、だめ?いや、すごく上手になるまでやってみて!)

そしてそれをお手本にして、右手で2声とも弾けるように練習する。
理想のイメージがわかるので、はじめから右手だけで四苦八苦するより、ぐっとレベルが上がると思います。



今のはパイ皮のように横に分ける例でしたが、縦に分けるのが効果的なこともあります。

例えばポジションがすごく飛ぶんだけど、ポジション移動の前も後ろも忙しいところなどだったら、ポジションの代わりめで分けてみます。
前半と後半を別々に練習して弾けるようになったら、続けて弾く前に、この分けた間で「ちょっと待つ」。

ただ「ちょっと待つ」と思うとほとんど待たない、ということが多いので(なんて私たち勤勉なんでしょうか)、
「間でお茶一杯飲めるくらい」待ってみて下さい。
(そうしたら五秒くらいはなんとか待てるから笑)

こういう所、途切れなくやらなくては、と思うあまり、焦ったり、力んでしまったりしちゃうんですな。
2つのことを順番にやればいいはずなんだけど、2つのことをいっぺんにやろうとしてるみたいになっちゃう。

出来ないから余裕がないのか、と思ったら、余裕がないから出来ないだけだったりして!
いったん別々に出来ることがわかれば、落ち着いて(間にちょっと隙間を作るくらいのつもりで)、続けてやれば、できてしまうこと、多い。

フレーズとフレーズの間、繰り返し記号の前後などでも、気になる所があれば、ぜひお試しを。





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genre : 音楽

tag : 練習のヒント 分ける ポジション 右手 左手

両手は難しい。2匹のワンコ、4人の部下

譜読みしていて、
「弾けない!」
「ずいぶんやったのに弾けない」
さらには、
「やることはわかっているのに弾けない」
って所ありませんか。


「右手はこんなんね、ふむふむ」
「左手はこんなことやってます、なるほど」
と、片手ずつ弾いて確認したりして。

そしてわかったところで両手で弾くと、

やっぱりできない。

それどころか今確認したばかりなのに
「えーと右手って何やるんだっけ」
とわからなくなったり、
「それならもう一度」
と片手だけにもどってみたら、今度はそれさえ出来ない!
なんてね。

イライラするし、自分の出来なさかげんが胸に突きささって、
「あーもうピアノきらい!」
ってなる瞬間。



そういう時、
右手、左手を、「かわいいけど、ちょっとおバカな2匹のワンコ」だと考えてみるのはどうでしょう。


右手ワンコに
「ボール取ってこい」
を教えました。おりこうおりこう。

左手ワンコに
「お座りしてマテ」
こちらも出来た。

じゃあ一緒に
「右手ワンコがボール取ってくる間、左手ワンコはお座りしてマテ!」
って。

多分、出来ないでしょう(笑)。

2匹ともはしゃいじゃって走り回っちゃうか、もしかしたらケンカするかも。


これ、飼い主が悪いんじゃない、ワンコがおバカなんですよ。
つまり、やることがわかっているからと言って、手がそれをしてくれるとは限らない。
両手だとなおさらです。

飼い主が悪いとしたら、ワンコの能力にあわせた訓練をしなかった、という所。

物事には頭でわかればすぐ出来る種類のこともあるけれど(飼い主さえわかってれば出来る、ということもあるけれど)、ピアノは往々にしてそうではない(ワンコの教育が必要)・・・

なのでそういう時には、まずは自分を責めないで、かわいいけどちょっとおバカなワンコ2匹に教えると思って、やってみてはどうかな、と思います。




ワンコ飼ったことない、動物に興味ない、という向きには別のたとえを。

例えば、右手で2声を、左手でバスと伴奏を弾くような時。

自分を新人部下を4人束ねる係長だと思ってみる。

右手の上声は川口さん。同じく右手の下の声部は吉永さん。
左手バスはナンシー、その他伴奏担当がジョーンズ君。

川口さんには川口さん担当の仕事をよく理解してもらう。
もちろん吉永さんにもね。

二人とも大丈夫そうならチームA(右手)として協力しやってもらう。
チームBのナンシーとジョーンズもそれぞれの仕事わかってるか確認して、仲良くやってもらわないといけません(左手)。

もしかしたら、チームAとナンシーの打ち合わせが必要かもしれないし(バスと右手を一緒に弾いてみる)、
一番仕事の多い部下(この場合ジョーンズ君か?)にはサポートが必要だったりするかも(たくさん練習する)。



最初は手がかかる部下だったり、おバカなワンコだったりするかもしれませんが、仕事をこなすにつれ、有能になってくるので、だんだん難しい仕事もスムーズにこなせるようになるし、
「これ、やっといてね!」
と指示を出すだけで、やってくれるっていう仕事も増える。

ピアノで言うと、難所を一つ克服すると、次に似たような所が出てきた時はそれほど苦労せずに習得できるし、さらに難しい所に挑戦する実力もついてくる、ということですね。




蛇足かもしれませんが、
難しいところって、

①やることを確認。分析。
②小分けにして練習する。(またはゆっくり練習する)
③統合する。

が必要なのではないかな、と思います。

それに対して、簡単な所は、

簡単なのでやることはすぐわかるし、
簡単なので小分けにしなくても、たいして練習しなくてもできるし、
簡単なのでそういう手順を踏んでいる意識すらない、

ということなんではないでしょうか。





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tag : 練習のヒント 両手 難しい

姿勢について気を付ける時

姿勢についての続きです。

(前回こちら→姿勢の悪いのが気になる時


今日は自分が姿勢のことについて考えたり試したりしたことで、実際に役にたったりヒントになったこと、なっていることを、思いつく順に書いてみます。


・リラックスした気分でいる。
日本の文化として(?)先生になにか言われたら「ハイッ」とかしこまらないといけないというのがあるような気がします。「ハイ」と言いながら楽にしていられればいいけれど、その時に縮こまってしまうことも多いのではないかと思います。
とにかくリラックスした気分でいられると、それだけでもいい影響があると思います。

・軽く体操したり、伸びやあくびをする。
ピアノは楽器も楽譜も前にあるので前ばかりに意識がいって固まってしまいがちです。練習途中でも、首を回して周りを見るとか、肩や腰を軽くまわす、伸びをする、あくびが出たらあくびをする、など。

・体の構造を知る。
これはボディ・マッピングの考え方ですが、体の構造を誤解していると、無意識にその誤解に基づいた体の使い方をしてしまうのだそうです。逆に体がどうなっているか知ることで、理にかなった使い方ができる。
具体的には骨の模型を見たり、解剖図をみたり、それに照らし合わせて自分の体を触ってみたり。
ボディ・マッピングの本もいろいろ出ています。

・息をする。
いや、息はしているはずなのですが、浅くなってしまっていることがあります。難所でうッと息を止めたりね。
それに気が付いたら息をしましょう。体の固まっているのがほどけます。

・ひざを楽にする。
日本にはひざを揃えるのが行儀がいい、という習慣があるので(特に女性)、ひざを楽にするとちょっと落ち着かない感じがしたりするかもしれません。両ひざをピタっとつけてみたり、大きく広げてみたりして、その間のどこか、一番楽で安定していられるところを探しましょう。

・床にひざを立てて仰向けに寝る。
こちらはアレクサンダーテクニークで習った「ライダウン」と呼ばれる体勢です。
頭から背骨の一番下まで床にゆったり横たえることで、背中も自然に伸びるし、ひざは立てているので、椅子に座った姿勢に近いといえます。練習の合間にちょっと休憩に使ってもいいし(アレクサンダーテクニークではこれを「建設的な休息」というそうです)、私は自分で姿勢が悪いな、と感じる時や、良い姿勢を求めてるけどちょっとわからなくなった時などにやっています。ほっと息をついて体の自然にもどれる感じでおすすめです。


・股関節から上体を前後にゆっくりゆらす。
椅子に座った状態で、上体(頭から座骨まで)全体を股関節から前後に動かしてみると、胴体が椅子の上で楽に立つ場所がみつかるかもしれません(これもアレクサンダーテクニークのレッスンで教えてもらいました)。文章ではなかなか伝わりにくいかもしれません。手足の動くテディベアの人形を椅子に座らせて胴体を前後に倒すイメージかな。




前回も書いた通り、姿勢というのは見かけを整えればよいというものではないし、究極はその人個人の体の感覚を使って見つけていくしかないものだと思うのです。

習慣的な姿勢というのは、それなりの経緯があって、あるバランスをとってそういう姿勢になっているのだろうと思います。
なので、変えよう、と思って何かを変えても全体のバランスとして新しい調和を見つけるまでは、不安定だし、習慣に戻ってしまいがちのような気がします。

姿勢を工夫して、「この姿勢はいいな。いい音が出るし弾きやすいわ!これで行こう!」と思ってもしばらくすると疲れて維持できない、とか、どこかが痛くなる、ということが起きることがありますが、これは工夫したのが無駄だったのではなく、全体のバランスとしてまだ改良の余地があるよ、ということだと思うのです。

試行錯誤しているうちに自分の感覚自体がより細やかになるのでいっそう微妙な差異に気付くようになるし、そうするといつまでたってもダメなような気がするときもあるかもしれません。

なので気長に。
そして姿勢が完璧でなくてもピアノは弾けるよ!というのを忘れない、というのも大切かなと思います。

あるピアニストは
「ピアノなんて指を使ったって鼻を使ったって弾けりゃあそれでいいんだ。」
って言ったとか言わなかったとか。






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姿勢が悪いのが気になる時

ピアノを弾いていて(弾いていなくても)、
「姿勢が悪い」
と言われたり、
「姿勢を良くしなさい」
と言われることがあると思います。

または自分で、
「もっと姿勢を良くしよう」
と思ったり。

姿勢を良くしようと思って、背筋をピンと伸ばして(あるいは胸をはって顎をひいて、とか軸を感じて、とか頭が上からひもで吊られているように、とかetc.)、
「このほうがいいな」
と思っても、しばらくしたらいつの間にかもとに戻っている。
またピンと伸ばして(胸を張って、軸を感じて・・・)しばらくがんばるけど、疲れてしまう、
というようなことはないでしょうか。

なんかね、そういう努力をしているうちに腰痛くなっちゃったり。悲しいですよね(はい、経験者です)。


そもそも
「姿勢良くしなさい」
と言っている人が
「良い姿勢とは何か」
ということについてはっきりわかっているかというと、そうでもないことも多いんじゃないかと思います。

という私も「だれかちゃんと教えてよ!」と思っているうちに、今や教えるほうになっているし!

まあみんな試行錯誤していても、人に伝えるのは難しい、という面もありますよね。

私も、教えるようになって、
「もっと姿勢良くしたほうが楽に楽しく弾けるよ!」
と伝えようとしたものの、
うまく説明できず。

「いったい何が良い姿勢か、わかっているのか自分?」
とつっこんでみたら、はっきりした答えを持っていないことに気付きました。

私はその時「ボディ・マッピング」についての本に出会い、そこからアレクサンダーテクニークのレッスンにたどり着いてとても助けられました。

とはいえ今も試行錯誤中だし、
「自分は良い姿勢を習得した」
とも思わないし、
「姿勢が良いとはこういうことで、こうすればあなたも3日でできる」
などとも言えません。

でも逆に言えば、
「私は理想の姿勢を習得したので、それを生徒さんにも伝授しましょう」
という時が来ない、ということを理解したので(はははは)、
今の時点で正直に思う所を書いてみたいと思います。



①良い姿勢でなくてもピアノは弾ける(わはは)。

いきなりですが、ここを押さえておくのも大切な気がします。

もし綱渡りの名人が、セーフティーネットなしで高層ビルの谷間に渡したロープを渡っていて、そこで姿勢のバランスをくずしたら命取りなのではないでしょうか。
でもピアノはそんなことはない(ホッ、よかった~)。

いわゆる”良い姿勢”でなくても素晴らしい演奏をするピアニストはいるし、バランスのとれた体の使い方をするピアニストだって、いつも完璧じゃないし、(多分)試行錯誤している。



それでも良い姿勢を求めるのは、
②姿勢が良いと何かいいことがある。
から。

弾きやすくなる?
テクニックや表現力UP?
音が良くなる?
見た目が美しい?
腰(や他のどこかが)が痛くなくなる?

諸々。


③良い姿勢にしようとしてもとに戻ったり、疲れちゃったりするってことは、それは見かけは良く見えても、ピアノを弾くのに良い姿勢とは言えない。

良い姿勢にしようとして「背中ピーン」とするってことは、筋肉を使って姿勢を作ってるということで、楽じゃない=力をつかってる。その上ピアノを弾くなんてしんどい(腹筋か腕立て伏せをやりながらピアノ弾けって言ってるのと理屈の上では同じじゃないですか)。



ということを考えれば、
④良い姿勢というのは、維持するのにできるだけ省エネで楽。

そうすると体のもともとの構造、機能を上手につかっているはずで、そうすると機能美ってことだから結果的に見た目にも何らかの美しさがあるんじゃないかなと思います。



そして省エネと言っても寝てるわけじゃないから、
④いつでもスムーズに動ける、どこにでもスムーズに動ける状態。
言い方をかえると、動いていても楽な状態。



というところで力つきてしまいました。
つづきでは実際に良い姿勢を見つけるのに役に立ったこと(役に立っていること)を書いてみたいと思います。









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tag : 姿勢 良い姿勢

どんな響きか聴いてみる

昨日は「ペダルと左手の練習」について書きました。(こちら→ペダルの練習

そこでパパっとやらないで、存分に味わってうっとりするくらいに弾いてみて、とおすすめしました。
これは
「和音が濁らないようにきれいにペダルを踏む練習」
ですが、
「和声をよく味わう」
練習でもあります。



これは和声の知識がなくてもできる和声分析です。
和音が(和声が)変わっていくのを自分がどう感じるか、ゆっくり味わってみる。

例えばなにか食べて味わうみたいに。
甘い、苦い、さわやかな味、びっくりする味、ピリッとする、まったりする・・・

それともなんらかの感情として味わうかも?
喜び、怒り、後悔、憧憬、追憶、平穏、衝撃?

気分によって感じ方がちがうかも、日によってちがうかも、弾き方によってちがうかも。

「左手とペダル」に限らず、どこでも和音が見つけられればできます。

和声って音楽の中でも感情に直結する要素なのに、諸々の事情でゆっくり聴いてあげる暇がない、ってことがわりにあるような気がします。いい奴なのに後回しにされちゃうっていうか(笑)

和声の知識に関係なくできるので、和声苦手って人もぜひ!





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tag : 練習のヒント 和音 和声分析

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ピアノを弾いたり教えたり。思ったこと、練習のアイデア、メモなど。

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